被害者が受ける様々な被害

被害に遭われた方やそのご家族の方は、凶悪犯罪や性犯罪・交通事故などの犯罪行為による直接的な被害(一次的被害)だけでなく、被害後に生じる様々なできごと(精神的・身体的・経済的)に苦しめられています。これを、二次的被害といいます。
事件に遭ったことによる精神的ショックや身体の不調
心理的反応
- 恐怖感
- 自責感
- 不安感
- 無気力・絶望感
- 孤独感・疎外感
- 怒り・復讐心
身体的反応
- 緊張・動悸・下痢・吐き気
- 不眠・悪夢
- 食欲不振
感覚的反応
- 感覚・感情がマヒする
- 現実だという感覚がない
- 自分が自分でないと感じる
- 記憶力・判断力の低下
犯罪被害者、遺族の手記集の発行
当センターでは、犯罪被害者等の手記集「あの日に戻れたら」を平成29年9月に初めて発刊し、3年が経過しました。そこで、初刊掲載の執筆者に現状を踏まえた加筆等をお願いするとともに、新たな手記を加え、今年度第2集を発刊いたしました。(令和3年1月発行)
大切な方を喪って間もない方から、その後、10数年を過ごされた方まで貴重な手記をお寄せいただきました。
犯罪被害者のための様々な法律や制度が整いましたが、犯罪被害者の置かれた実情や犯罪被害者支援についての理解と協力は十分とは、言えないのが現状であります。
この手記をお読みいただき、また、県民の皆さま方に犯罪被害者、遺族の声をお届けすることにより、一人ひとりが犯罪被害者の実情を理解し、社会全体で支えることで、支援の輪の広がりや繋がりができることを願っております。
事務局までお問合せください。
<問合せ先>
ぎふ犯罪被害者支援センター事務局
電話 058-275-3933
月から金 9:30から16:30
(祝日・年末年始を除く)
被害者、ご遺族は、「叶うことなら事件前の普通の生活に戻ることを願っている」との思いであり、「あの日に戻れたら」という切実な思いを込めています。